白隠慧鶴
白隠禅師は日本臨済禅中興の祖と呼ばれています。貞享二年(1685)に現在の静岡県沼津市に生まれた江戸中期の禅僧で、室町時代以来の禅を日本化し、より多くの人に禅の教えを広めるためにおびただしい禅画を描き残しています。その禅画はじつに斬新な工夫を凝らしたもので、中には漫画のようなユーモアに溢れたものもあります。
荘厳堂
白隠禅画墨蹟の常設展示館
200点を超える作品群を順次架け替えて展示する日本初の白隠専門の展示館

「荘厳」は、一般的には「寺の本堂などを仏像、仏具などで厳かに飾ること」とされています。しかし、正しくは「智慧や福徳などの善美をもって、身やその住む国土を飾ること」(日本国語大辞典)です。
白隠は「仏国土には金銀で飾った壮麗な建物があるわけではない、仏国土は菩提心をもった菩薩によって荘厳されるのだ」と言っています。
白隠禅師の菩提心によって生み出された禅画・墨蹟が展示され、これを鑑賞する人々があらためて菩提心を喚起される空間、それが「荘厳堂」です。

  • 半身達磨
  • 荘厳堂
  • 鼠大黒
  • お副団子
  • 鉄棒
  • 眼一つ達磨

半身達磨

写真:堀出 恒夫

半身達磨

荘厳堂

写真:堀出 恒夫

荘厳堂

鼠大黒

写真:堀出 恒夫

鼠大黒

お福団子

写真:堀出 恒夫

お福団子

鉄棒

写真:堀出 恒夫

鉄棒

眼一つ達磨

写真:堀出 恒夫

眼一つ達磨